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執筆者の写真株式会社And You Tear

DHEAホルモン。更年期障害対策《その②》


コルチゾールとDHEAが

連携してバランスを保っているならば

問題はないが、加齢に伴い

コルチゾールが増える一方で、

DHEAは減っていく傾向となる。


これはマグネシウムの

摂取量にも大きく依存する。  


コルチゾールもDHEAも、

同じ「副腎」で作られており、

ストレスを受け続けると、

副腎はそれに対処するために

コルチゾールを盛んに分泌する。


ところが、齢をとってくると

コルチゾールを抑制する

DHEAの分泌が追いつかないために、

コルチゾールのレベルは

ずっと高いままとなってしまう。


つまり

ストレスホルモンのバランスが乱れ、

コルチゾールは出っ放しの状態が

続くことになる。

すると今度は副腎が疲れ果てて、

コルチゾールすらも

作れなくなってしまう。


もちろんDHEAの分泌量も

同時に大きく減少してしまう。  


閉経後の場合には、さらに深刻となる。


なぜなら女性ホルモン量は

1/10となってしまい、

さらにDHEAすらも

少なくなってしまうためだ。


これが更年期障害の原因である。    


対策としては

コルチゾールのレベルを

低下させることだ。


つまり抗酸化物質を摂取することで、

この濃度を抑制させることが可能となる。


コルチゾールが減少すれば、

DHEAが消費されずに済むので

その分、女性ホルモンに

変換される割合が高くなる。

マザーホルモンである

「DHEA」の原料はアミノ酸と

コレステロールである。


コレステロールは

世間では悪者にされているが、

生物学な女性らしさや

男性らしさを維持する上でも

とても否定する栄養素ではない。    


血液中のコレステロールの1/4は

食材によって影響を受けるが、

残りの3/4は、主に肝臓で

自前に合成したものである。


体外からの摂取量が高まれば、

肝臓での合成量を減らし、

その逆では 肝臓での合成を増やす。


つまり、身体に必要とされる

コレステロールは、肝臓で

最適化されているのである。


だから、

コレステロール値が高いからといって、

卵などのコレステロール含有量の

多い食材を控えても、

コレステロール値が下がることは

ほとんどないのである。 

仮に血中に、過剰な

コレステロールが存在したとしても、

それは胆汁に溶かされて

十二指腸に捨てられる。


これをスムーズに

進行する役割の一旦はビタミンEにある。  


逆に血中コレステロール値が

正常値より低くなれば、

肝臓での合成量を増やしながら

いったん十二指腸で捨てられた

コレステロールが、腸管壁から

再吸収されることになる。


そうやって、

血中濃度が維持されているのである。  


コレステロールに関しては

もう一つ重要なことがある。


それは、ATPとの関係性である。

生体内のコレステロールの合成は、

「アセチルCoA」が原料となる。


「アセチルCoA」は、

ATP の材料である。


つまり、ATPが十分に供給されて初めて、

「アセチルCoA」が

コレステロール合成のための

材料として使われるのだ。


これを総括すれば、

十分な栄養状態が維持されることにより

ATPが満たされ、ATP合成に使われていた

「アセチルCoA」は

コレステロールの材料となって

マザーホルモンである

「DHEA」を合成する。


その結果、

副腎疲労は解消されて

ホルモンバランスを

維持できるようになる。  


だからコレステロールは、

栄養代謝の重要な指標となる。




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