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執筆者の写真株式会社And You Tear

合言葉は「代謝」《酵素》と《補酵素》


《代謝とは?》


代謝とは、生体内の化学反応である。


化学反応とは、

物質をつくっている原子の

組み合わせが変わることである。  


例えば、爪や髪の毛は毎日、伸びている。

しかし、指先の内部や頭皮の内部で

爪のまま、髪の毛のまま保存されて、

それが表出しているわけではない。


つまり、爪や髪の毛でないもの、

「ケラチン」という

タンパク質からできている。

つまり、そこで起こっていることは

化学反応である。


だから、美しい肌を維持するためには、

その代謝が何にも邪魔されず、

滞りなく行われることが必須となる。


もちろん身体全体でも同じことが言える。


これまでの代謝の積み重ねで

今の自分の身体はあり、

いま現在の代謝の積み重ねが

未来の自分の身体をつくるのである。  


世に蔓延る怪しいサプリメントの類や

美容化粧品は、この代謝が具体的に

見えないことを悪用 したものである。



《酵素と補酵素の役割》


代謝を進めるには、

絶対になくてはならない立役者がいる。


その立役者がいなければ

体内の化学反応をほとんど進まず、

エネルギーも産生されず、

生命活動は即座に停止する。


その立役者の名前を「酵素」と呼ぶ。  

酵素とは、化学反応において

それ自身は変化せず、化学反応の

進み方を変える物資である。


だから代謝は、

酵素が存在することで成り立っている。


酵素がなければ死に至るので、

代謝に必要な酵素は

「体内」で合成されている。


酵素はタンパク質で作られており、

そのタンパク質をつ くる設計図は

親から受け継いだもの、

つまり遺伝子である。  


同じ栄養素を摂取しても、

その有効性が異なる理由がここにある。


設計図が微妙に異なるため に、

酵素の立体構造も微妙に違うのである。


それは、化学反応の進み方の

違いを生み出す。


だから、二人が同時に

まったく同じ食事をしても

体内での代謝作用は等しくならない。

さらに、 ストレス状態や

生活習慣というファクターが効いてくる。


私たちの身体は、これらの

環境変化に適応するように機能し、

代謝する。


それを別の表現で

「エピジェネティクス」と呼ぶ。


さて、酵素には

それを補助する役目を担っている

「補酵素」と「補因子」がある。


それらのほとんどは

体内合成されないものである。


一部は合成されるものもあるが、

ものすごく生産性が悪い。


この「補酵素」とはビタミンであり、

「補因子」はミネラルのことである。  


ちなみに「補酵素」は英語にすれば

「coenzyme」となり「コエンザイムQ10」は

「ビタミンQ」 のことである。  


ビタミンやミネラルが欠乏すると、

酵素が機能せず、結果的に

代謝がうまくいかなくなるのである。

それは代謝異常として、

身体に変化を及ぼす。


変化とは、肌荒れ

不定愁訴、病気や老化のことである。



《正常な代謝こそが美の基本》


細胞は、私たちが生きている限り

ずっと代謝しており、分裂することもあれば

分裂せずに、細胞内で猛烈な勢いで

タンパク質を量産している。


その一方で、

古くなったタンパク質を分解して

リサイクルしたり排出している。


しかし、

外部からの刺激(毒や酸化など)や、

内部に溜まった

タンパク質の不良品によって、

細胞は死んでしまう。

そうやって、

カラダ全体に被害を及ぶことを防いでいる。


それは恒常性とも呼ばれる。  


どんな反応を、いつ、どれだけ進めるかは、

常に代謝全体のなかで精妙に

コントロールされているのである。  


肌はカラダと外界の境界となる。


だから最も外部刺激を受けやすい


そのため、

細胞の入れ替わりが早く設定されている。


これがターンオーバーである。

または、代謝回転ともいう。   


ターンオーバーの日数が早ければ早いほど、

肌は瑞々しく、きめ細く

シミのない美白肌となる。


なぜなら、フレッシュな細胞が

最前線で規則正しく

整列されていることになるからだ。



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