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執筆者の写真株式会社And You Tear

推奨栄養摂取量。各個人における《適正摂取量とは?》


《各個人の最適摂取量とは?》    


栄養学は今日までずっと、

健康的な食習慣は数値で導き出せる

という考えに基づいていた。


その値を

「推奨栄養摂取量」という形で考案された。


しかしこの値の多くは、

平均的な人が欠乏症を克服するために

必要とされる量から導き出されたもので、

人はひとりひとり違うという

観点から考えると

「最適」な値とは言い難い。


これこそ、すべての人が

同じ量のビタミンやミネラルを

必要とするわけではない理由となる。    


また、代謝には必ず酵素が使われる。


この酵素の設計図は

両親から受け継いだ遺伝子である。

つまり、DNAが全く同一でない以上

同じ酵素であってもその構造に

微妙な違いがあるということである。


このタンパク質の構造の差異が、

体質の違い、それは代謝による違いとなる。  


ある人は

少量のビタミンCの摂取だけで

風邪を引くことがなくなるが、

他の人はその人の倍の量を摂取しても

風邪を引いてしまう。


それはインターフェロンの

生成だけではないかもしれない。


こういった現象を

「ドーズ・レスポンス」という。


摂取量に応じた身体の反応が

人それぞれ違うということである。


それは、体質、遺伝子に

依存している場合が多い。

ネズミを使った実験では、

遺伝的にとても近い、

同腹の子の同系交配で5世代後での

栄養素の必要量を測定した結果

40倍にまでなることを示した報告がある。


これを換言するならば。あるものは

パントテン酸(ビタミンB5)を

2.5mg必要であるが、同じレベルの活力

身体的耐久力、それに生存期間を得るために

別のものは1000mg必要かもしれない

ということになる。  


人間は他の種よりも

遺伝差が大きいので、

その変異はずっと大きくなる。


この必要栄養素の

微妙な変異を知ることはできない。


したがって、身体の内部環境には

確実に栄養素がすべて豊富に

供給されるようにすることは賢明である。  

例えば、ビタミンCは

外傷や精神的ストレスによって

大きくその需要が変化する。


また、ビタミ ンCの吸収を助ける

遺伝子に的を絞った研究では

「SLC23A1」と呼ばれる

トランスポーター遺伝子の

いくつかの変異が食生活とは全く関係なく

体内のビタミンCのレベルに

影響することが発見されている。


つまり、

大量のビタミンCを摂取しても

遺伝的な要因によって体内の

吸収レベルが抑制されてしまう

ということである。


そんな人は、

少量のビタミンCではなおさら

体内レベルが上がるわけがない。


だから、

常にビタミンCの摂取量を

吸収量の限界状態に

維持するしかないのである。  


ビタミンCと同様に

全ての栄養素には

同様のことが言えるのである。



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