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執筆者の写真株式会社And You Tear

角層の保護膜と《美肌菌》


<角層は美肌菌のすみか> 

 

角層という保湿膜のおかげで

体内の水分はたやすく蒸発することなく

また外部からの化学物質や

異物の侵入を防いでいる。


さらに、この角層には

表皮ブドウ球菌の“すみか”としての

役割がある。

 

表皮ブドウ球菌は

リパーゼという酵素を産生する。


この酵素は皮脂に作用して

皮脂を「グリセリン」と「脂肪酸」の

2つに分解する。


グリセリンは

紫外線から肌を守り

水分の蒸散を防ぐ

天然の保湿クリームとなる。

一方、脂肪酸は肌のpHを

弱酸性に維持することで

悪玉菌を退治したり

発生を抑制したり

侵入を防ぐという

バリア機能を持つのである。


表皮ブドウ球菌が“美肌菌”と

呼ばれる理由はここにある。

 

通常、1回洗顔するたびに

美肌菌は流されるが

8時間経過後にはもとのレベルまで

増加してくる。


ただし

これは角層がきちんと

維持されている人に限る。


そもそも角層のない人は

美肌菌が生息する場所がないので

もともといないので増えようもないのだ。

 

また、わずかに生息していたとしても

強力なクレンジングオイルや洗顔フォーム

クリームを使用することで

美肌菌の増加を抑制したり

殺してしまっているのだ。

通常、表面の角質細胞は

1個はがれ落ちると、それが

シグナルとなって基底層で

新しい細胞が一つ生まれる。


逆に言えば

新しい細胞が生まれるためには

表面の角質細胞がスムーズに

はがれ落ちる必要がある。

 

正常な皮膚では

表面の角質細胞が空気に触れて

乾燥すると、垢としてはがれ

自然に落下する。


規則的にはがれ落ちれば

次々に新しい細胞が生まれる。


すると、表皮が厚くなり

その分、肌の表面に波打つ余裕が生じて

キメが深くなり、キメに囲まれた

網目模様の中も勢いよくふっくらと盛り上がる。

キメは美白に対して

絶大な効果を発揮する。


なぜなら

キメの細かさは

光を乱反射させて

肌を白く見せるからだ。


しかし

キメの乱れた肌は

光が反射せずに

くすんで見えてしまうのだ。

 

メラニン量が少なければ

美白になるのは嘘である。


美白における

メラニン量の基準は

200以下としているが

実際には200以上のメラニンの人であって

もキメが整っていれば、メラニン量が

基準以下の人よりも確実に美白に見える。

美白は

皮膚の厚みや血液の色も影響するが

もっとも影響力があるのは

やはりキメである。


キメの改善とは、角層の改善である。

 

角層が細かく厚くなれば

UV抵抗力が増強され シミやシワを防ぐことになり

美肌菌を多く生息させることが可能になり

彼らが天然の保湿クリームを産生することで

水分蒸散量を低下させ乾燥を防ぐと同時に

アトピーや白ニキビなどの原因となる

悪玉菌の侵入を防ぎ、美白化するのである。

 

では、正しいスキンケアとはどうあるべきか。


それは、肌質タイプごとに異なるが

すべてに共通する策、それは

「ぬるま湯による洗顔」と「基礎化粧品」を

使わないことである。



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